Windows 文字列選択で、改行を自動選択されないようにする
文字列の選択時に、改行コードまで自動選択されてしまい不都合がある場合、
以下の設定によって、改行コードが選択されないようになる。
[ツール] > [オプション] > [スペルチェック] > [スペルチェックとオートコレクト] > [詳細設定] で、
"段落の選択範囲を自動的に調整する" のチェックを外す。
(Windows7, Outlook2007)
マクロ プロジェクトにデジタル署名を追加する
Outlookのマクロのセキュリティ設定を "高" にして、かつ、マクロを実行させるために、
マクロ プロジェクトにデジタル署名を追加する。
デジタル署名されたマクロ プロジェクトをユーザに配布する。
◆デジタル証明書の作成
[スタート] > [プログラム] > [Microsoft Office] > [Microsoft Office ツール] >
[VBAプロジェクトのデジタル証明書] で "デジタル証明書の作成" 画面が開いたら、
"証明書の名前" に任意の名称を入力し [OK] をクリックする。
これで個人用のデジタル証明書が作成される。
[スタート] > [ファイル名を指定して実行] として、"certmgr.msc" を実行すると、
"証明書" 画面が表示されるので、
[個人] > [証明書] フォルダを参照すると、作成したデジタル証明書が確認できる。
(有効な証明書にする=デジタル署名できるようにするため、以下の操作を行う)
作成したデジタル証明書を選択し、
右クリック > ポップアップメニューから [開く] とする。
[詳細] タブに切り替え、[ファイルにコピー] とする。
"証明書のエクスポートウィザード" 画面が開くので、[次へ] >
"いいえ、秘密キーをエクスポートしません" として、[次へ] >
"DER encoded binary X509 (CER)" が選択された状態のまま [次へ] >
ファイル名を指定して [次へ] > [完了] とする。
"正しくクスポートされました" と表示される。
[信頼されたルート証明機関] フォルダを選択する。
[操作] > [すべてのタスク] > [インポート] とする。
"証明書のインポートウィザード" が開くので [次へ] >
先ほど保存したファイルを選択して [次へ] >
"証明書をすべて次のストアへ配置する" を選択して [次へ] > [完了] とする。
以下の警告が表示されたら、[はい] とする。
"セキュリティ警告"
"発行者が次であると主張する証明機関(CA)から証明書をインストールしようとしています"
"正しくインポートされました" と表示される。
(Copy&Pasteでは、デジタル証明書に秘密キーが付いたままコピーされてしまう)
◆マクロ プロジェクトにデジタル署名を追加する
署名するマクロ プロジェクトが含まれたOutlookファイルを開く。
[ツール] > [マクロ] > [Visual Basic Editor] とする。
"Visual Basic のプロジェクト" で、署名するプロジェクトを選択する。
[ツール] > [デジタル署名] とする。
[選択] をクリックして、証明書を選択し、[OK] > [OK] とする。
これにより、マクロ プロジェクトにデジタル署名がされました。
◆デジタル署名されたマクロ プロジェクトをユーザに配布する
マクロ プロジェクトは、ハードディスクの以下のフォルダに xxxxx.OTM という名前で格納されている。
C:\Windows\Application Data\Microsoft\Outlook
この xxxxx.OTM ファイルをユーザに配布して、上記フォルダに保存してもらう。
注意:ユーザが作成済みのマクロ プロジェクトがある場合、上書きで消されてしまうので、
事前にExportしておき、後からImportしなおす必要がある。
(WindowsXP SP3 + Outlook2007)
関連情報:
Microsoft Windows 標準のローカルCA機能(暗号化サービスプロバイダ,CPS)
(Windowsの暗号化ファイルシステム(EFS)の基盤技術である)が使用している
格納場所は以下。
秘密キー
\Documents and Settings\USERNAME\Application Data\Microsoft\Crypto\RSA\
個人証明書(ユーザの公開キーの証明書)
\Documents and Settings\USERNAME\Application Data\Microsoft\SystemCertificates\My\Certificates\
参考サイト:
マクロ プロジェクトにデジタル署名を追加する
証明書と秘密キーをインポートまたはエクスポートする
Outlook VBA プロジェクトの管理と配布